PICK UP NEWS2023.06.26

教育研究活動

令和5年5月教育研究活動ニュース

 

研究発表

 【教員名】中野 久美子

 【研究会名】第77回日本栄養・食糧学会大会

 【日 時】令和5(2023)年5月12()14日(日)

 【場 所】札幌コンベンションセンター

 【研究発表題目】
ポスター:「ミルクチョコレートとハイカカオチョコレートに対する日本人のチョコレートの嗜好性に関する調査研究」

【内 容】
日本のチョコレート市場は,コロナ禍においても拡大している数少ない菓子市場の一つである. しかし, 欧州の1人当たりの消費量は, 日本の約5倍以上あり, 特にハイカカオチョコレート(ハイカカオ)の需要が日本市場より高い. 日本の市場ではミルクチョコレート(ミルク)が主であり, 更なる市場拡大にはハイカカオの需要拡大が望まれる. チョコレートの「おいしさ」は油脂分,甘味, 香り, 高級感, 口溶けを含めたテクスチャー等が考えられる.今回, 日本人がミルクとハイカカオをどのように捉えているのか, これまでに確立したおいしさの評価方法1,2を用いて, 調査と分析を行った。

本研究の結果から, 現在の日本のチョコレート市場において, ハイカカオはミルクより市場規模が小さい。 しかし, 40歳代以上の被験者および専門店での商品購入経験のある被験者においては, 両者の嗜好性に有意差は見られなかった。

チョコレート好きで, 専門店等で様々な種類のチョコレートを購入する人やカカオの種類による香りの違いを楽しむ人等はハイカカオをおいしいと感じるように変化することが考えられた. つまり, ハイカカオの食経験を増やし, 多様な官能特性への受容性を高めることがハイカカオの市場拡大に大切であることが考えられた。日本人のハイカカオの嗜好性は食習慣や学習等により獲得していくものであると考えられた。

 

研修会講演

【教員名】早坂 三郎

【研究会名】城見が丘保育園(姫路市)職員研修会

【日 時】令和5325()午前1000分 ~午前1200

【研究発表題目】園における教育活動の安全について

【内 容】注意・不注意のメカニズムにはじまる認知機能の解説を基に、事故と危険行動を予防する考え方・取り組みについて講じた。

 

研究会主宰及び研究発表

【教員名】早坂 三郎

【研究会名】第73回日本人間関係学会関西・東海地区会研究会

【日 時】令和534()午後300分 ~午後530

【会 場】英風高等学校・別館

【研究発表題目】「変革期並びにこれからのコミュニケーションと人間関係について」

【内 容】
AI化と我々を取り巻く輻輳する大きな変化の波による社会・産業・経済環境及び地球的自然環境等への影響の視点とレジリエンスやストレス耐性について、そして太陽系列外惑星への移住というCosmic的展望性を加えて、これからの進化・進歩のもとでのコミュニケーションと人間関係の展開及び利他的行動と幸福についての考察であった。

 

日本人間関係学会全国大会を大会長として主宰

【教員名】早坂 三郎

【研究会名】日本人間関係学会第30回記念全国大会

     ・第72回日本人間関係学会関西・東海地区会研究会

【日 時】令和4123()午前1000分 ~午後510

【会 場】甲子園短期大学

 

日本人間関係学会全国大会基調講演

【教員名】早坂 三郎

【研究会名】日本人間関係学会第30回記念全国大会

【日 時】令和4123()午前1005分~午前1055

【会 場】甲子園短期大学

【研究発表題目】「変革期の社会とは」

【内 容】
コロナ禍・地球温暖化による異常気象と自然災害・巨大地震の高い発生確率による予想・国際間紛争の激化と長期化及び経済・産業への影響・AI化の社会生活への影響などによる時代変革の大きなうねりが社会生活に押し寄せている中での、これからの時代におけるコミュニケーションと人間関係について講じた。

 

研究発表

【教員名】近澤 優子

【研究会名】日本人間関係学会第30回記念全国大会

【日 時】令和4(2022)123日(土)

【研究発表題目】文系学部における初年次一般情報教育の現状と課題 ―情報教育に対する習得意識と学習経験の調査から―

【内 容】文系学部の初年次大学生を対象に、情報教育に対する習得意識と学習経験の調査を行い、一般情報教育における現状と課題について検討を行った。

 

研究発表

【教員名】木村 雅代

【研究会名】日本教育工学会研究会

【日 時】令和4(2022)年 10 8日(土)

【開催場所】関西学院大学上ヶ原キャンパス

【研究発表題目】「地方創生における関係人口づくりとICTの活用によるラジオ番組制作で獲得する子ども達の可能性」

【内 容】
関係人口増加を目指して、子どもたちによるインターネットラジオ番組の制作・発信に取り組んだ。人口1万人の兵庫県神河町をフィールドに、全校児童17名の小学校で「出前授業」と「収録」を繰り返し、第一回目の配信を行った。ラジオの特徴、発声、呼吸法などを一緒に学び、「まちの宝物」をそれぞれが探求し言語化を行ない、子どもたち自身により、豊かなまちの風景を世界へと発信することができた。本稿では、ICTを活用することで拡がるこどもたちの可能性と、ラジオという聴覚媒体の教育への有効性について報告した。

 

研究発表

【教員名】藤原 牧子

【研究会名】日本居住福祉学会第22回全国大会

【日 時】令和4(2022)年9月11日(日)

【開催方法】ZOOMにて開催

【研究発表題目】社会的不利地域における住民主体の総合相談体制構築に関する考察

【内 容】
歴史的に不利地域とされてきた地域にも都市開発の波が押し寄せ、新たに転入してきた住民の生活課題にも取り組む必要があり、総合的な相談体制の確立が求められる。そこで2021年4~7月に住民アンケートを実施した。対象地域では健康、収入などコロナ感染症の影響もあり住民の多くが何らかの生活課題を抱えていることが分かった。しかし、住民同士の支え合い活動への関心度の低さは地域全体の傾向であることがわかった。地域固有の文脈や課題を丁寧にたどることですべての人の共通認識を深めて支援体制を構築することが必要である。

 

研究会主宰

【教員名】早坂 三郎

【研究会名】第71回日本人間関係学会関西・東海地区会研究会

【日 時】令和4910()午後300分~午後530

【開催方法】ZOOMにて開催

 

研究会主宰

【教員名】早坂 三郎

【研究会名】第70回記念日本人間関係学会関西・東海及び東北地区会合同研修会

【日 時】令和464()午後300分~午後530

【開催方法】ZOOMにて開催

 

講演

【教員名】早坂 三郎

【講演会名】阪急学園「父親講演会」

【日 時】令和4613()619()オンデマンドで配信

【研究発表題目】「社会の変化と父親の役割」

【内 容】
父の日に因んで父親の役割について、進化の過程と脳の機能と成長・発達か  ら考え、協力し合い考えるための道具としての言語の発達及びコミュニケーションが、他の動物との違いをもたらしたこと。また、人間の進化と発達のためにコミュニケーションと人間関係、そして深く考えることが必要であり、併せてSDGsのように世界が一つになって取組む目標とが、押し寄せてくるこれからの社会の大きなうねりへの対応となり、豊かな生活への基盤になることを講じた。

 

令和4年2月教育研究活動ニュース

研究発表

【教員名】早坂 三郎

【研究会名】日本人間関係学会第29回全国大会

【日 時】令和4(2022)212()13:1514:15

【研究発表題目】基調講演:「WithそしてPostコロナ社会における人間関係について」

【内 容】本大会の総合テーマ「コロナ禍における人間関係を考える」のもと、大きな変革の過渡期にある現今の人間関係とコミュニケーションの在り方についての整理と提言を行った。

 

令和3年12月教育研究活動ニュース

研究発表
【教員名】 保田 洋

【研究会名】 第26回情報知識学フォーラム

【日 時】 令和3年12月18日

【場 所】 京都大学桂図書館 2F

【研究発表題目】
中小企業プロジェクトにおけるリスクマネジメントのためのリスク評価シートの開発

【内 容】
大企業に比べて構成人数が少ない中小企業プロジェクトでは、メンバー各人に多数の作業分掌が重なり、大企業のようにPMBOKなどの知識体系化された方法でプロジェクトを管理していくことは難しい。そこで著者らはこれまで、中小企業プロジェクトにおける効果的なリスク対応に向けて、中小企業におけるプロジェクトの失敗事例からリスク要因を洗い出しリスク分析と評価を行った。さらに、失敗事例の記載内容におけるリスク要因の共起頻度に着目し、共起ネットワークを通してリスク要因間の共起性の分析を行った。本研究では、共起ネットネットワーク分析で得られたサブグラフを構成するリスク要因群ごとに、各リスクのランク付け値とリスク要因間の共起の強さを基にリスク低減・回避に係るシナリオを作成し、それによるリスク評価シートの開発について報告する。

 

令和39月教育研究活動ニュース

研究会主宰

【教員名】早坂 三郎

【研究会名】第67回日本人間関係学会関西・東海地区会研究会

【日時】令和3911日(土)午後3 00分 ~午後540分まで

【開催方法】ZOOMにて開催。

 

西宮市大学交流センター「2021年度インターカレッジ西宮」大学共同講座(前期)

【教員名】早坂 三郎

【会 場】西宮市大学交流センター ACTA西宮東館6階・大講義室1

【日 時】令和3916日(木) 18202000

【テーマ】前期共通テーマ:「超スマート社会と生き甲斐」のもと、

「情報・自然・社会環境の激変と人間関係について」

 

令和38月教育研究活動ニュース

研究発表

【教員名】上田 智佳

【演奏会名】歌のフェスティバル

【日時】令和385日(木)

【内 容】ソロ、コーラスの伴奏

     ・「ジャンニ・スキッキ」より「私のお父様」

     ・「ラ・ボエーム」より「ムゼッタのワルツ」

     ・「美しく青きドナウ」

     ピアノソロ:シューマン/リスト「献呈」

 

 

【教員名】  渡邉 泰夫

【研究会名】 第29回日本介護福祉学会大会

【日時】   令和3829

【研究発表題目】

介護福祉士が行うリフレクションの構造に関する研究

― リフレクティブな介護福祉士の語りに基づいて ―

【内 容】

[目的] 介護福祉士が行うリフレクションの構造を明らかにすることを目的とした。

[方法] 介護福祉士9名を対象に、個別インタビュー半構造化面接を行い、Krippendorffの内容分析を行った。

[結果] 調査において2102記録単位のデータを抽出し、研究目的に合致する1044記録単位を分析した結果、最終的に【基底要因】【影響要因】【中核となる要素】【結果】の4カテゴリーにまとまった。

[結論] 基底要因として〈心のゆとり〉〈介護福祉への関心〉〈基礎知識〉があり、〈支持的組織風土〉〈防衛的組織風土〉の影響を受けつつ、中核に〈体験〉〈吟味〉〈気づき〉があり、その結果〈思考の枠組みの変容〉〈ケアのレパートリーの増加〉〈介護福祉の価値の強化〉に至るという構造が、介護福祉士が行うリフレクションの構造であると考えた。