重要なお知らせ2023.08.1

生成AI使用に関する本学の対応及び留意事項について

 

学生の皆さんへ

生成AI使用に関する本学の対応及び留意事項について                        

 

2022年11月にオープンAI社のChat GPTが無料公開されて以降、急速に生成AIが注目され世界で有用なツールとして様々な分野で利用され始めています。これらAI技術は今後更に技術革新がなされ社会に多大な影響を与えることが予想されます。Society5.0 の中で生きていく私達には、避けて通れないことであり、これらのツールを正しく理解し使用することが求められています。

生成AIは、膨大なデータの関連性と確率から文章等を作成していきます。使用者のプロンプトの置き方次第で非常に優れた文章や回答を引き出すことができます。いきなり回答を求めるのではなく、自己の考えを組み合わせながら考えをより深めていくということが可能であり、使い方次第で学習活動の内容や質の向上にも繋がります。

一方、作成されたテキスト情報、画像等には誤った内容や偽りの情報、個人情報等の流出や著作権の侵害という危険性も含まれており、それらのことを十分に認識して使用することが必要となります。

このように生成AIは使用に関して、有効利用できる反面、法的に個人責任が問われる危険性をも含んでいることを十分に理解しておかなければなりません。

大学での学びは、建学の精神のとおり「自らが主体的に考え学ぶ」ことです。学生の皆さんには、生成AIの使用に際しては、その特性を理解し誠実さと良識に基づいた適正な使用をお願いします。

以下に生成AI利用の留意事項を示すので参考としてください。

 なお、本学においては今後もAI技術の進展に着目しながら、教育活動における生成AIの使用について、引き続き検討し必要に応じて通知します。

【生成AI使用に関しての留意事項】

・生成されたテキスト内容(情報)が正しいとは限らない。・・・正しい内容かどうか信頼できる情報源から裏付けを取り活用しましょう。

・差別的表現や犯罪に関わる情報は使用しない。・・・責任や違法性を問われる場合があります。

・生成AIに入出力した情報が個人情報や機密情報の流出と漏洩に繋がる可能性がある。・・・外部に漏れて困るような情報は入出力しないこと。

・生成されたテキスト、画像、音声等に著作物の一部が含まれる可能性がある。・・・その場合、著作権侵害の問題が発生すれば、責任や違法行為が問われる場合があります。

・授業での使用は担当教員の指示に従うこと。

・レポート、論文において生成された文書をそのまま使用することを禁止する。・・・これは、剽窃(盗用)に当たり不正行為として指導や処分の対象となることがあります。但し、参考や一部引用する場合には、必ずその旨を明記してください。

令和5年7月28日

甲子園短期大学 教育研究センター

        情報倫理教育委員会