2025年11月15日（土）、本学客員教授でもある料理研究家の土井善晴先生による、「料理は人間の喜びか？！」と題した公開講座を行いました。

講演は、「２０２５大阪・関西万博のパビリオン『ＢＬＵＥ ＯＣＥＡＮ ＤＯＭＥ』」において土井先生が監修された「海と山の超純水」の話から始まりました。「海と山の超純水」は、熊野の水と天然のままの海塩という自然物のみで生まれたものです。人の手が入っていない自然物をいただく（食する）と「おいしい」と感じる以前に「自然のものの味」を体感できることを教えていただきました。

自然の恵みを大切に考えられている土井先生は、「日本の家庭料理は、自然の材料を集め、（素材そのものを生かし）料理し、食べる、そして、片づけてきれいにするこの循環を持続することが人の喜び、幸せにつながる」と、ユーモアを交えて話されました。

参加者からの感想には

「今まで苦痛だった料理に対する考え方が変わって気持ちが楽になった」

「料理とは何か深く考えさせられた」

「料理は人間の自然行為であるという言葉に感銘を受けた」

「料理を切り口として日本文化や哲学にも及ぶ先生の知識量に感服した」

等の感想が寄せられました。

また、アンケート回答者の９割が講演会参加のきっかけとしてあげた「講師に興味があったから」を裏付けるように、『先生のお人柄に触れられた有意義な時間だった』と感じられた方が多くいらっしゃったようです。

ご参加いただいた皆様、ありがとうございました。

土井先生の公開講座は、来年度も予定しております。（秋頃）

その際は、本学ＨＰや各公民館などへのチラシ配布等でお知らせします。